地球近傍小惑星ベンヌ(Bennu)から持ち帰った岩石と塵のサンプルには、アミノ酸やDNAとRNAの5つの核酸塩基を含む有機物、およびベンヌの母天体の初期に形成された塩類が含まれていることを報告する2つの論文が、 Nature Astronomy と Nature に掲載される。この発見は、初期の太陽系の化学に関する新たな洞察をもたらす。
幹細胞を用いて開発された筋肉パッチは、副作用なしに機能低下した心臓の修復に役立つ可能性があることを報告する論文が、 Nature に掲載される。この有望な結果は、霊長類モデルと1人のヒトの患者で実証されている。ヒトを対象とした臨床試験では、このアプローチの安全性と有効性がさらに検証される予定であるが、最新の知見は、心不全の治療に幹細胞由来の組織パッチを使用する可能性を明らかにしている。